相手とどう関わりたいですか?


仲良くしたいですか?それとも関わりたくないですか?
合気道でいうとどんな技をかけたいですか?かけられたいですか?どんな練習をしたいですか?
まず、心がどうしたいか?それによって技という現実の世界が違ってきます。

自分の心がどうしたいかが分かる人は意外と少ないかも知れません。

そんな時は関わる相手で判断するのもいいかと思います。
自分よりもすごく大きくて絶対的に思える人には力を借りる・体をお借りするでもいいですね。自分の力をマックスで出しても壊れないような相手だと試させてもらってもいいかもしれないし、そうでない人には力を貸してあげるのもいいかも知れません。
どうしたいかは関わるもの・対象があって決められるのかもしれません。

自分があって、相手があって、環境があって、そのタイミングがあって、それらに感謝できて、愛で包んでそうやってこの世界はできているのかもしれません。

これら全てがあって相手とどう関わりたいかが決まるのでしょう。
自分がどうしたいかここだけだとただの独りよがりです。

これらを意識して関わって、この関わりを合気道で学ぶのが面白いと思います。

では、具体的にどんな練習になるか。

まず礼から始まります。
稽古相手がいて場所があって、それらに感謝するところから始まります。
この感謝があるなしで全くといっていいほど練習の成果が違ってきます。
それから、相手と向き合うのですが・・体をお借りします。仲良くないわけではないですし、適当にするのもどうかです。練習としてお借りしているのです。その気持ちを表すわけですから礼が重要です。形だけの礼ではありません。感謝の気持ちです。大きい人小さい人男女みんなにです。だからいろんな稽古ができます。
相手と向き合ったら自分を表します。存在を伝えるのです。これが実です。この実を自在に動かす、相手に合わせて動かすのが合気道です。
相手も実があるわけでこの実もまた変化します。
自分の実がわかるからこそ、相手の実の変化に気づきそれに合わせて動くことが可能なのです。
だから、合気道。ここではさらに愛の概念で行うので愛気道です。
どのタイミングでどう技をかけるか。これら全てを、心の世界と現実の世界で実行するので技を使えるようになります。その仕組みが分かれば技の再現性もアップします。
そうやって達人になっていくのです。
達人は、心も現実も自在に操ります。コントロールすることができるのです。
そして、この仕組みは普遍的なもので奥義です。
再現性が証明しています。
しくみがあります。「考えろ、感じろ!」です。
関わりの中から本質を見つけるのです。