自分軸を鍛える方法


今回は、体を左右に移動させながら行う自分軸を鍛える方法をお伝えしますね。
右で構えて左で構えてこの姿勢の繰り返しで自分軸を鍛える方法です。

まずは、立ち方からです。
①から順番に説明していきますので、興味のある方はやってみてください。

①まっすぐ立つ。

平らな所に、まっすぐ起立します。左右のつま先を正面に向け足を平行にし、足は横に肩幅くらい開きます。左右の足には同じ体重を乗せ前後左右どちらにも傾かないよう足と足の間(中心)に体重を乗せます。
そして、最も大事ことが体の力を抜いて筋肉をリラックスさせて立つということです。背骨を真っ直ぐにして頭のてっぺんから地球の中心までを意識して立ちます。

当たり前ですが、筋肉の力を抜きすぎると立てません・・・・。
ということは、筋肉には力が入っています。立ったまま体の力を抜くのです。
どういうことかというと、筋肉には意識できる筋肉と意識できない筋肉があるので、この体のしくみを利用して立ちます。
体のどこかを曲げるときに使う筋肉は屈筋といって、これは力の加減を意識しながら動かす筋肉になります。屈筋は、思いっきり力を入れようとするときに使う筋肉です。
伸ばすときに使う筋肉は伸筋といいます。逆に、これは意識することができない筋肉です。
こららの筋肉の意識のしくみを使います。
まっすぐ立つとは伸筋を使って立つことです。

そして、ある意味、この力を使わない立ち方は、屈筋を使わないので疲れません。
がしかし、屈筋が使うはずだった力は、伸筋が補ってくれています。ということは限界が来たときに体の疲れがどっと押し寄せて来ます。
そんな筋肉なので限界点は高いです。伸筋は大きな筋肉であり効率よく動くようそれそれが繋がっています。効率よく動くことを目的としているので器用に動かすのは困難です。そもそも意識できないとされる伸筋なので難しいです。なので皮膚のつっぱり感や服のすれ、鏡に映った自分でこの筋肉を認識するようにしてうまく使えるようトレーニングしていきます。

立つのに必要な筋肉以外は使っていないしリラックスさせているので、とっさに動けるのです。
この俊敏な反応は、意識して意識をコントロールするところから始まります。意識して筋肉をコントロールしているのです。

このリラックスした何でもないように見える立ち方が合気道の基本になります。

この形(立ち方)の中に自分軸が存在しています。

形をひとつひとつ確認していくと軸が見えてきます。この軸を動かして技を使います。

動くことが自分軸を鍛えることです。
②足を動かす。
次回、詳しく説明しますね。