この新たな軸の概念は、思いやりです。

しっかりとした土台「自分軸」があって初めてその上に存在するものです。

自分軸無くして思いやりは存在しません。

思いやりの概念とは、自分から相手に向かうひとつの心のベクトルと思ってください。

よく聞く当たり前の言葉「思いやり」知っているようで実はよく分かっていない言葉かもしれません。結構独りよがりの心の思いやりばかりが多くなって、真の思いやりの心はできていないのかもしれません。
この心を感じで表現すると、「想う」となると思います。木の陰から目でしっかり見る心のような字形だけど、実際は相手の立場になって自分のことをしっかり見ることが重要で「思う」の次の段階、相思うが「想う」となります。
こんな感じです。相手をターゲットとするとします。相手について思う自分の気持ちが自分軸。自分について思ってくれる相手の気持ちが相手軸。この気持ちが「想う」です。この気持ちまで分かろうとして使う心が「思いやり」です。

だから、この思いやりの心無しでは、技は使えません。

なぜかというと、この思いやりの心が相手の軸だからです。さらには自分軸を相手の軸に触れさせ相手の体を動かすのが合気道の技だからです。

以上の表現だと、疑問が生まれてくるかと思います。
自分が自分軸と相手軸の両方を決めるみたいになっているかと思います。
実際は、相手が相手軸を決めているんですが、自分が相手軸を決めているのも事実です。
ここのところがポイントだったんです。

ポイントを説明します。

心が強い人は、信念があります。これらの心がさらに心を強くします。
当然ながら自分軸は強いわけでぶれることはないでしょう。
相手軸(相手にとっての自分軸)に影響を与えることも可能です。
これが合気道の技です。心の動きと体の動きのそれぞれのしくみが同じです。

心が強くない人は、自分軸がぶれやすいです。
相手軸に影響を与えるのは難しいです。
合気道でいうところの技がかからない・・・・がこれです。

まずは、自分の軸を作ります。
その軸の形を理解し、相手軸と接触します。
相手軸を動かすことができるか、それともどうにもならないか・・・
他人を思う気持ち「思いやり」があれば、相手は動きます。相手軸を動かせます。
独りよがりでない真の思いやりの心があれば相手は動きます。

ということは、

相手軸を理解し相手の体を動かすことができれば、それは真の思いやりの心があるということです。
愛気道でこの心と体の動きを練習していきます。

思いやりが相手軸というのはここからきています。
自分自身が真の思いやりの心を持つことができれば、相手は動くのです。心も体も・・・。