相手の軸を「操る」ためには、相手の軸が何であるか
を知る必要があります。
軸の概念については過去の記事も参考にされてください。
相手の軸は、心の軸と体の軸の2つが存在します。
まずは相手の心の軸、相手の心の状態を見ます。心がどういう状態にあるか察するのです。
次に相手の体の軸、相手の体の状態を見ます。筋肉や骨格の使われ方の状態をしっかり見るのです。
今回は、その練習方法をお伝えします。
相手の心の軸を見る方法から説明しますね。
この軸を知ることが相手の軸を操ることに直結しますので、どうやって知るか理解するかを説明します。
そこで、具体的にどうするかですが・・・
何を考えているか・何を意識しているか・何を感じているか・どんな意志があるか、それらを読み取るのです。
これらのことを読み取らずして、軸を動かすことは不可能とも言えます。
しかし、相手の心の状態を見るのは非常に難しく、相手の心の状態を察する前に自分の心の状態を分析してみる必要があります。常日頃から自分自身の心を分析する力をつけておくと、相手の心が見えてくるようになります。自分を棚にあげて相手のことばかり言うわけでもなく、独りよがりで相手を分析するわけでもなく、しっかり自分のことも相手のことも、そして周りのことも見えるからこそ相手の心を知って理解することができるようになります。
それが、相手の心の軸を見ると言うことです。
相手が、何を考えているか・何を意識しているか・何を感じているか・どんな意志があるかということです。
ここでは、具体的な心の軸の例を表現しませんので皆様がそれぞれ試してみてください。過去の記事の中にヒントがあると思います。
心の軸が見えたら次は、物理的な軸である体の軸の見方をお伝えしますね。
実際のところ物理的な軸という体の軸を見極めて動かそうとしてもすぐに限界が訪れます。
現実の世界に直接アプローチしてもすぐにダメになるということです。
オリンピックでいうところの金メダルと銀メダルの差のようなものでしょうか。見えない力がそこに存在しているかのように見えます。
もちろん、物理的な力からなる相手の体の軸は重要です。現実にはその軸を動かすのですから。
しかしながら、先ほども表現したように現実への直接的なアプローチには限界があります。それは皆様も感じていることかと思います。
愛気道ではまず心の軸を見極めそれを操ります。
そうすることで体の軸も限界を越えて操れるようになります。
小さな体でも大きな人を投げることができるのは、単なる力学ではなく(力学は大切ですが・・・)別の世界の力学?を使うからなのです。
相手の軸を操るための練習方法が↑になります。
知って・分かって・やることでしっかりできるようになります。
そのためにも練習です。