護身術を習ったら身を守れる、マジ?
護身術は楽しい、ホント。

先日、護身術教室に参加してきました。

和気あいあい、人との関わりはとても楽しかったです。
がしかし、参加することで護身術教室について深く考えさせられるものになりました。
その時の教室の流れを説明していきますね。

土曜日のお昼、2時間の講習でした。女性の主宰者1人、護身術の先生1人、再受講の生徒さん夫婦2名、これに誘ってくれた初参加の友人と私。全員で6人・・・・。少人数制のがっつり奥義公開しまくりのスペシャルセミナーと胸を踊らしてのスタートでした。

あれ?スタートして20分まだ挨拶をしている・・・残り時間、1時間半と少し・・・・。

いよいよ、初めの護身術の技の練習です。

女性が車に連れ込まれそうになったらこうやって逃げる・・・がテーマでした。
再受講の奥様150cm、こうやって逃げる前回やったのでできますよねの講師の言葉。
「手を引っ張られたら腰を落とす。」そうすると車に連れ込まれないそうです。現に講師が彼女の手を引っ張ると一瞬抵抗できるし一瞬ね。
その女性が手を引っ張ってくださいと私のところに来ました。
結果はご想像の通りです。抵抗どころか何もできずふわっとこちらに引っ張られます。ここではどんな術を私が使ったかはさておいて、問題は彼女がそれを使えなかったという事実です。講師が私の手を引っ張りますが結果は同じです。私は力を入れていませんが力が強いということで片付けられてしましました。
次のテーマです。
っ、ちょっと待って、私たちまだ何もやってませんけど・・・・。残り1時間です。
さっきの腰を落とすとか何とか・・・持ち上げられたらどうなんだろう?

さて次のテーマです。

ナイフを使う敵から身を守る方法についてです。
ナイフの使い方は3種類に限定されるそうです。そして、プロはこの使い方が多いと・・・・。
こうやって来たらこうする。ほうほう。相手はプロですよ。たった1日の講習で勝てないって・・・・。

あとひとつ。

パンチが来たらこう避ける。
打ち方はこの種類があるので、この場合はこう、この場合はこう・・・・。
プロの場合はこうなのでこうやって避ける。・・・・相手はプロですよ。
たった1日の講習で・・・・。

コミュニケーションが楽しかったです。
簡単な護身術でスーパーマンのようになった気分、これも楽しいです。

学んだこと・・・

護身術セミナーは、楽しければいいのです。
使えなくてもいいのです。
その気になれればいいのです。

ただ、ありもしない出来事に対してあーだこーだ、こう来たらこうする、この場合は・・・。
結局、講師の技は私に何一つかかりませんでした。別に道場破りをしたかったわけではありません。他の人にはかかります。あーだこーだの中から講師の一番有利になったところで技を使うわけですから。
無いものに対してあーだこーだ、精神的に良くありません。起こってもいないネガティブに心が振り回されるわけですから・・・・。

もし腕を掴まれたら・・・
こう逃げる・・・わーきゃー にこにこ
これだけでいいんじゃないのかなぁ

とにかく、争ってはいけません。戦ってもいけません。
それらに縁をしないこと。
これが最大の護身術です。
と、私は思います。

あ、そういえば技を何一つやらせてもらえなかった・・・・。残り時間、0分。