人それぞれです。


だからどうでもいいと言っているわけではありません。
みんな違うからこそ、違いをしっかり見極め共通点を見出す。そこに愛気道の真髄があります。

この人は合うとかあの人は違う合わないとかそんなことを思う前に・・・

なぜそんなことが起こるのでしょう?
自分軸がしっかりしていて信念や価値観がはっきりしている人は、信念や価値観が違う人は合わないとか言ってもいいと思います。人生の限られた時間の中で目的目標を持って行動している人は優先順位の中からそう決めるでしょう。否定はしません。いいと思います。
なぜ合うとか合わないとか思うのか?そこにもそれぞれの自分軸が介在しています。
例えば、自分の好きなものを否定されたとき、多分その相手をいい人とは思わないでしょう。合わないどころか嫌いになる可能性もあります。でも、同じものが好きだったり同じものを大切にしていたりすると、すぐ仲良くなって・・・。で、その人がいないときなんか苦手でむしろ他の人に悪口とか言っている人結構いますよね。ここ結構ポイントです。
自分軸がしっかりしているようで、実は自分軸がぶれているのです。
自分ではっきり分かっていない自分軸なのです。わがままだったり・・・頑固だったり。

自分軸が分かれば、心の状態や現実の状況の判断がしっかりできれば、自分軸を自在にコントロールすることが可能なのです。

そして、自分軸にある支点を理解した人は、相手に存在する様々な点が見えるようになるのです。

「人それそれ」そう切り捨ててしまう人は、本当の自分軸を持っていないのかもしれません。人の噂話を信じてしまう人もそうでしょう。

人それぞれっていうことを理解し、自分を知り・相手を理解して・周りの状況を判断して・そしていつどうなりたいかそういった心が望む現実を作ります。良い人間関係を築くのです。
人それぞれは当たり前です。性別や年齢だって違うのですから。そこからどうするか・どうしたいかです。

心と体はリンクしています。
心の動きと体の動きは同じです。
体の動きを合気道で練習します。
背格好が違います。性別も違います。筋力も経験値も違います。それそれの人に相手になっていただき、人それぞれを知ります。自分の在り方で技としての結果が違います。
わがままだったり・・・頑固だったり、独りよがりでは技は完成しないのです。
自分軸をしっかり作って、相手の軸をしっかりみて、そこから望む結果を生み出す。
これが愛気道です。

人それぞれです。

それでも相手をよく見て興味を持って、そこから何が生まれるのか何が起こるのか、ワクワクできたら最高です。人それぞれだからいいのです。