人との関わりは怖いものです。


技をかけられるだろうか・受ける技は痛くはないだろうか・自分と相手は仲良いのかなあ
そんなどうでもいい感情まで発生するかもしれません。
そんな感情を克服できるでしょうか?
人との関わりは怖いものです。その意味を知ると乗り越えられます。

まず初めに知ることは、怖くて構わないということです。

怖くなかったら、相手を認識していないことになります。
独りよがりだったりすると、それこそ真の技をかけることはできませんし、この独りよがりは稽古相手を壊してしまします。他人の力を見極めることもできないし力量を知らない見ていないので無理に技をかけようとしてしまします。かかってないので力ずくになることが多く他人が痛がっていてもそれを認識することもできません。自分がどうこうよりも他人を壊してしまします。

愛気道でいう自分軸

これがないと怖さは発生しませんし、相手を認識することができません。認識しているからこそ怖いということです。
しかし、その恐怖の心では技が使えません。その恐怖を乗り越えて現実が技が存在します。
次に知ることは、相手が存在することでそれを乗り越えるチャンスがきたということです。

木の陰から目でしっかりと見ることで相手が存在します。

そんな漢字ですよね。しっかり見ることです。よく見て相手のことを知るのです。ただし独りよがりでは相手は存在しませんから、相手と自分の関係性、思いやりや気づかいが大切になってきます。

自分を分かって、相手をよく知って、状況を判断して、で結果どうしたいか。これらをひとつひとつ積み上げて現実ができます。

この積み上げる作業丁寧に行うことで、怖さは克服されていきます。
人との関わりが怖くなくなっていきます。

思いやりの心です。

丁寧に積み上げていくと、この心が生まれてきます。
自分が相手に何をしてあげられるか・相手の望むものは何か・相手はいつどうなりたいのか
愛気道の稽古を通して、この積み上げ方を学びます。体を使ってしっかり「体感」することで、意味がしっかり分かってきます。

体と心の関係が「体感」できます。

そうやって心を鍛えて成長させていくのです。
相手に出会うことによって成長できるチャンスが生まれます。
それに感謝して現実をしっかり構築していくとより望むものになっていきます。
これらの心で実際の技を稽古していくわけです。
感謝や愛を持っての合気道を目指します。

相手がいるからこそです。
感謝の心を持つだけでも技がとてつもなく凄いものになります。